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札幌音楽家協議会は札幌をはじめ道内に在住する音楽家たちが、開かれた民主的な音楽活動を目指して、音楽文化の発展と会員相互の連携と親睦をはかる目的で作られた、60年の歴史を有する公的な団体です。(1961年創立) コンサート・コンコルデやコンチェルト・ダ・サローネ等の主催事業、例会や親睦会を通じて音楽家同士のコミュニケーションとレベルの向上を計り、北海道の音楽文化の発展に寄与することを目的としています。 |
ホームページ開設 2007/6/21 リニューアル 2011/5/20 最終更新 2024/9/30 運営委員会 会員名簿 |
今月のコラム −・−・−・− 1964年発行の機関誌第2号より 「会員アンケートについて」 今年は協議会の活動に、かなりはっきりした方向づけをしてはどうだろう。せっかくできている団体なのだから、あってもなくてもよいような漠然とした集りでなくしたい。などという話しがでて、それには先ず会員の総意を知ろうと、ごくあたりまえの成り行きから、アンケートを求めることになりました。 アンケー トの内容は、要するに会則にのせてあることがらをくだいて書いてあるだけのことでして、結局は、会の会則が会員に納得でき、妥当であると認められ、会員が全員その会則に忠実であれば、自ら会の活動もその方向も明確になってくるはずなのですから、いわば、会則の再認識 という意味のアンケートになったわけです。 お答えをいただいたのは残念ながら、男性4名 、女性2名の6名の方に止まりました。 したがってアンケー トとしてその結末をつけるには、あまりにも少なすぎ、客観的な結論も出せそうもありませんので、結局は集った6通分を通して、会員の意向の一端を覗い知るといった程度に止まります。 1) 入会の動機については、「札幌の音楽を向上させる」ために、協力しなければ……というのが多かったようです。 2) この会についてどうお考えですかについては、「入会してよかった」「引続き会員としてとどまる」というのが全員でして、その積極的なお考えには敬服いたしました。 3) この会の活動にっいては、「会員相互の研究活動を活発に」というのがどの方のものにも入っていました。 この点など、これからの活動の方向ずけに大いに参考になる力強い御意見だと思います。また「音楽家め権益を守る」 ということをあげておられる方が過半数でしたが、具体的に、権益とはどのような内容のものを意味しているかは、まだはっきりしていませんが、そのへんから考えはじめて、やはり会員にとっては大切であり必要なことがらのように思えます。 4) 会の発展のためのよいアイデアについては、思ったほど具体性がない質問であったせいか、回答はほとんどありませんでした。ただ注目して良い意見として、会費をがっちりと集めて、会はしっかり現金を持ち、それを活用して、ときには音楽会のマネージメントをしてはどうか、とか、会主催の音楽会をしっかりやれ、といった積極的な御意見があったことをつけ加えておきます。 加藤けん三 |